アドラー心理学の子育て入門

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら5歳の娘の子育てを実践しています

アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

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論理:アドラー心理学と子育て

アドラー心理学の子育て入門

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永遠に続くと錯覚するようなイヤイヤ期。子どもの行動にイライラするのは私の子育ての方法が悪いから?いいえ、イライラの原因は、子育ての方法を知らなかったからでした。

「褒めなくていい」「叱らなくていい」その代わり「勇気づけ」をしよう。アドラー心理学の子育てを実践することで、イライラが減り、子どもが素直になっていきます。

原理原則。
原理原則とは、物事の基本的な決まりや規則を表す言葉です。原理原則を知っていると自分なりの判断基準が生まれます。知っているのと知っていないのでは、迷った時に取れる選択肢の質が大きく違ってきます。

アドラー心理学で、子育ての原理原則を学ぶことができる。。
イヤイヤ期の子どもは、あれもイヤ!これもイヤ!と容赦なくイヤイヤ攻撃を仕掛けてきます。なぜそこでイヤイヤするのか?大人には到底理解できません。
アドラー心理学を学ぶと、イヤイヤ攻撃の目的がわかります。目的が分かると自然とイライラしなくなります。

前置きが長くなりましたが、あと数ヶ月で娘が5歳になる、なおパパです。負けず嫌いな娘は、とってもマイペースでお調子者。そんな娘が3歳イヤイヤ期のときには大変苦労しました。パパと一緒にお風呂に入るだけでも大泣きし、常にイライラがマックスな状態でした。

そんなときに出会ったのがアドラー心理学です。「全ての育児方法はアドラー心理学に通ず。」アドラー心理学を使った子育てを1年以上実践してきて、そう感じます。これを学んだおかげで、子育ての仕方が劇的に変わりました。イライラすることも極端に減りました。

今回は、アドラー心理学初心者だったなおパパが、独学で勉強し、子育てに応用してきた経験をもとに、アドラー心理学を子育てに応用する勘所をまとめてみようと思います。

子育ての目的は?

あなたが行っている子育ての最終目的は何ですか?

子育ての目的は、「子どもが自立できるための支援を行うこと」と心得ましょう。

褒めて伸ばす、褒めない子育て、叱らない子育て、さくらさくらんぼ保育、モンテッソーリ教育など様々な子育て方法がありますが、最終的な目的は「子どもが自立できるための支援を行うこと」です。

最終的な目的を理解しておくことで、表面的な方法論に振り回されることがなくなります。自分の判断軸を持つことができるのです。

アドラー心理学流 親の心がけ

アドラー心理学的な子育てを実践するためには、親であるあなたが変わらなければいけません。そのために、心がけておくべきものをまとめてみます。

  • 操作しようとしない・・・親子の関係は上下関係ではありません
  • 会話をしよう・・・言葉が持つ力を教えてあげよう
  • あまやかさない・・・その課題は誰のものかを考えよう
  • 支援をしよう・・・いつでも支援する用意があることを伝えよう
  • 失敗をしよう・・・失敗は学びのチャンスととらえよう

心がけ1.操作しようとしない

たとえ親であっても、子どもを操作することはできません。

代表的な行動は「怒る」ことと「ほめること」です。一見すると、相反する内容に見えますが、どちらの行動も、目的は操作することです。

子どもがおもちゃを片付けないとき、「早く片付けなさい!」と怒って片付けさせようとします。子どもが床をどんどん蹴っているとき、「うるさいからやめなさい!」と怒ってやめさせようとします。

怒られることで、「とりあえず親の怒りが収まるように」と行動をやめるかもしれません。萎縮して思考停止に陥りやめるかもしれません。しかし、明日になれば同じことを繰り返すことになります。

絵を描いたとき、「上手に描けてすごいね!」と褒めることがあります。褒められたことでやる気を出してもっとがんばるかもしれません。しかし、褒められなくなった瞬間にやる気をなくしてしまいます。

褒めることは相手を評価することです。行動の動機が良い評価を受けることになってしまうと、親に依存することになってしまいます。

「怒る」「褒める」ではなく、「感謝」や「共感」をするようにしましょう。

「感謝」や「共感」がアドラー心理学でいうところの勇気づけにつながります。

心がけ2.会話をしよう

子どもには会話をすることで、親の「思い」を伝えましょう。まだ理解できないかな?と思うような年齢でも、子どもは理解しています。

親が怒ることでは子どもに「思い」は伝わりません。その代わりに会話を通じて「思い」を伝えます。

イヤイヤ期の子どもは自分の「思い」を伝えたいのに伝えられないジレンマに陥っています。その結果、感情をあらわにして自分の思いを伝えようとします。ときにはイヤイヤを連発し。ときには怒り。ときには泣いて伝えようとします。

親がそれに反応して、怒っていては何も解決しません。感情だけでは何も伝わらないこと、言葉で伝えてくれれば伝わることを教えてあげましょう。

そのためには、はっきりと子どもに伝える必要があります。感情的になっている状態では話ができないこと。落ち着いてから話に来てくれれば、話を聞く準備ができていること。子どもと一緒に親が感情的になってはいけません。

心がけ3.あまやかさない

「甘やかす」とは、子どもがやるべきことを親が勝手にやってしまうことです。子どもがやるべきことは子どもにやらせるようにしましょう。甘やかすことで、子どもの成長のチャンスを奪ってしまいます。

やるべきことは「課題」と言い換えることもできます。その課題が子どものものか、親のものかを見極める必要があります。見極めるためには、その行動の責任を引き受けるのは誰か?を考えるといいでしょう。その課題は、責任を引き受ける人のものです。

例えば、子どもがおもちゃの片づけをしない場合。片づけをしないことで困るのは子どもです。遊びたいおもちゃが見つからなくなっても親は困りません。親が勝手におもちゃを片付けてはいけません。

心がけ4.支援をしよう

おもちゃを片付けず放置しておけばいいのか?といえばそうではありません。「片付けるの大変だったら、一緒に手伝うからね。」と子どもを支援する準備があることを伝えましょう。

そうすることで、子どもはおもちゃを片付けるのは誰の課題か?ということを理解し、自発的に行動ができるようになっていきます。

子どもが困ったら親に頼ってもいい、という意思表示をしておくことが重要です。実際に頼ってきたときには快く引き受けてあげるようにしましょう。

心がけ5.失敗をしよう

人は失敗から多くのことを学びます。失敗からしか学べないかもしれません。そして、誰しもはじめから上手くできるわけではありません。1回の失敗で学べる人もいれば、3回失敗しないと学べない人もいます。子どもには沢山失敗させましょう。

大人から見ると子どもは危なっかしく見えることがあります。パックに入った牛乳を自分でコップに入れたがるとき。数分後には牛乳がこぼれているシーンの想像がつきます。

そんなときでも、止めるのではなく、やらせてみましょう。牛乳がこぼれたら拭いてもらえばいいのです。そこには、こぼれた牛乳よりもはるかに大きい価値の学びがあるはずです。

生命に危険が及ぶようなことでなければ、積極的にやらせて沢山失敗させてあげましょう。

子どもは親の反応から学ぶ

子どもは周りの人々との係わり合いの中から多くのことを学んでいきます。なかでも親と過ごす時間は長く、その影響を色濃く受けます。

子どもは親からどのようなプロセスで学ぶのでしょうか?次のような3ステップで学んでいきます。

  • 考え行動してみる
  • 結果(親の反応)を見る
  • 学びを得る

子どもは、自分の行動の結果、つまり親がどのような反応をとるかによって学んでいきます。良いことも悪いこともです。

社会では優秀な親の子どもが必ずしも優秀ではない理由はここにあります。子どもは親の真似をして育つのではなく、親の行動の結果から学んで育つのです。

簡単な例をあげましょう。

子どもがコップを倒してしまいました。中に入っていた水がテーブルにこぼれます。着替えたばかりの服は濡れ、床もびちゃびちゃです。

親が慌ててこぼれた水を拭き取ります。「何度言ったらわかるの!ちゃんとコップの置き場所を考えなさいと言ったでしょ!」と怒り、うつむく子どもを立たせて濡れた服を着替えさせます。

一通りの対処が終わると、子どもは「ごめんなさい。次は気を付けます」と謝ってきました。

親の意識としては次のようなものでしょう。

  • イライラ
  • こぼれた水は拭かなければ
  • 早く服を着替えさせなければ風邪をひいてしまう
  • 倒れやすい場所にコップを置かないで欲しい

一方、このやりとりから子どもは何を学ぶでしょう?恐らく次のようなことを学んでいます。

  • 水をこぼすと親が拭いてくれる(自分には拭く能力はない)
  • 水をこぼして服がぬれると親が着替えさせてくれる(自分には着替える能力はないという劣等感を覚える)
  • 水をこぼすと親が怒る
  • 自分は何度言われてもわからない子である
  • 謝れば許してもらえる

まったく伝えたかったことが伝わってませんね。今回の例では、親が一方的に対処してしまっていました。子どもは何も考える必要はありません。ただ、親のイライラの嵐が通りすぎるのを待てばいいだけです。

どうすれば「倒れやすい場所にコップをおかないようにする」ということを学ばせることができたのでしょうか?

そのためには、子どもに考える機会を与える必要があります。

もし、「あー、こぼれちゃったね。どうしよっか?」と質問していたらどうでしょう?きっと子どもは考えるはずです。何も考え付かなくても、水がこぼれてしまったら、自分で何かをしなければいけない、ということは理解するでしょう。

なかなか、返答がなければ、「服も濡れちゃってるね。そのままだと風邪をひいてしまうんじゃない?」と追加の情報提供をしてあげます。

「着替えなきゃだね」なんて答えが返ってくればしめたもので、実際に着替えるように促しましょう。その上で、「なんでこぼれちゃったと思う?」などと話をして自分で考え答えを出させることが重要です。

そうすることで、何か起きたときに自分で考えて進む力を養うことができるのです。

まとめ

大変だった2~3歳のイヤイヤ期。今となっては遠い昔の出来事のようです。

アドラー心理学では、「今、この瞬間を大事に生きる」ことが重要と考えます。子どもは日に日に成長していくため、まさに、今、この瞬間の子どもと接することを大事にしていけるといいですね。

役に立った本

いかがでしたか?最後にアドラー心理学と子育てを考える上で役に立った本を紹介します。個人的にはKindle版が安くてどこでも手軽に読めるのでオススメです。

嫌われる勇気

アドラー心理学と出会うきっかけとなった本です。育児書ではありませんが、アドラー心理学についてわかりやすく書かれています。直感的に育児に応用できるのでは!?と感じました。

哲人と青年の対話形式でかかれており、本が苦手な人でも読みやすい良書です。2014年のアマゾンの売り上げランキング1位だとか!

子どもが賢く育つたった一つのコツ

こちらはバリバリの育児本です。自分の子育て感覚を見事に言語化してくれています。良書。

失意の時こそ勇気を―心の雨の日の過ごし方

アドラー心理学のエッセンスが満載の、人生の雨の日、困難に直面しているときの心構えがわかる本。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アドラーの言葉ごとに章立てされていて、それぞれの言葉の意味をわかりやすく解説してくれている本。

より深くアドラー心理学を学ぶときにおすすめです。

困った時のアドラー心理学

アドラー心理学のケーススタディ本。具体的シチュエーションとともに、アドラー心理学ではどう考えるかがわかりやすくかかれています。

アドラー心理学を実生活で実践するために読んでおきたい。

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために

アドラー心理学について体系的に学べる本。勇気づけについてもわかりやすくかかれています。

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