【アドラー心理学に学ぶ子育て】 介入ではなく援助を行う - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら9歳の娘と2歳、0歳の息子の子育てを実践しています

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論理:アドラー心理学と子育て

【アドラー心理学に学ぶ子育て】 介入ではなく援助を行う

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子育てで、悩んだりイライラすることはたくさんありますよね?そうならないために、子育てルールを決めるようにしています。

今回は

「怒り」の感情を使わない

「怒り」の感情の替わりに、言葉を使う

に続く、3つ目のルールです。

介入と援助は違うと心得、子どもの問題へは介入しない

自分を変えることができるのは、自分しかいない

自分が「子どもやパートナーのことを変えることができる」というのは自信過剰です。

いくら変えようとしても、人を変えることはできません。自分のことを変えることができるのは自分だけです。

しかし、自分で自分のことを変えようとしてもなかなか変えられません。何故か?それは変わることで生まれる「不安」と変わらないことで付きまとう「不満」を天秤にかけて、変わらないことを選択しているからです。

変わるためには「勇気」が必要です。他者を変えることはできませんが、「勇気」を与えることはできます。そのためには、「課題の分離」から始めます。

課題の分離

アドラー心理学では、目の前に課題があったとき「これは誰の課題か?」という観点からスタートします。

例えば、「歯を磨く」という課題があったとき、つい親が無理やり歯を磨こうとしたり、怒って磨かせようとしてしまいます。本来これは「子どもの課題」であって親の課題ではありません。

一旦立ち止まって「コレは誰の課題か?」ということを考える癖をつけると良いでしょう。誰の課題かを簡単に見分けるためには、「これを解決しないことによる結末を最終的に引き受けるのは誰か?を考えると答えが出てきます。

子どもの課題には踏み込まない

課題の分離の結果、子どもの課題と分かった場合どうすればいいか?他者の課題には踏み込まない。コレを守りましょう。

自分が子どもの頃、親から「勉強しなさい」といわれた人も多いのではないでしょうか?その結果勉強したか?恐らく素直に勉強せずに、反発したりあえて勉強しなかったりしたと思います。これは、親が子どもの問題に土足で足を踏み込んできた結果です。

この場合、親が子どもの代わりに勉強をしても意味はなく、最終的に困るのは進学できなかったり、就職できない子どもです。

親が子どもに「勉強しなさい」というのは、子どもの課題に介入する行為なのです。

子どもに限らず夫婦間やあらゆる対人関係で同様のことがいえ、他者の課題に踏み込んではいけません。

援助を行う

子どもの課題には踏み込まずに、放任したらいいのか?放任とは、何をしているかを知ろうとしない無関心な状態です。

そうではなく、子どもが何をしているか知った上で、見守り、援助が必要なときに援助ができるようにしておく必要があります。

勉強の場合は、子どもに勉強するかどうかは本人の課題であることを伝え、もし勉強するときに援助が必要なときは援助をする用意ができていることを伝えてあげます。

援助が必要なときに、声をかけてもらえるような関係を作るためには、怒らず話を聞く等の普段の関係が重要になってきます。

 

水辺に馬を連れて行くことはできるが、水をのませることはできない

 

自分を変えることが出来るのは自分しかいない。親は、子どもが自分で変わるための勇気を与えることしかできません。まずは、誰の課題か考えることから始めましょう。

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