信用を前提とした、仕事のタスク

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら9歳の娘と2歳、0歳の息子の子育てを実践しています

アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

信用を前提とした、仕事のタスク

人生のタスクの1つ目、信用を前提とした、仕事のタスクについてまとめます。

仕事のタスク、または仕事の関係は、人生のタスクの中で最もハードルが低いものといえます。社会人の人であれば、多くの時間を職場で過ごすことになるので、身近なタスクかもしれません。

相手との距離は仕事上の付き合いのみ

仕事の関係で対象となる相手は、「仕事」という1点においてのみ結ばれている関係です。終業や退職などで職場を一歩離れれば、他人に戻れる関係といえます。

売り上げ達成や、納品など、仕事には何かしらの目標が必ずあります。その目標を達成するために、協力しあうのが仕事の関係です。

そのため、多少気が合わないことがあっても、目標達成のために割り切って付き合いを継続する、という割り切りができます。

職場の対人関係で悩んでいる人は、「誰が言っているか」ではなく「何を言っているか」に注意を向けて判断するといいでしょう。言っていることが正しければ従い、間違っていれば対等の立場で伝える。上司と部下の立場だとしても、役割が違うだけで人としては対等なはずです。目標達成に向けて、最適な行動を取ることが重要です。

信用を前提とした関係

仕事の関係は、信用を前提とした関係です。

信用は英語でいえば、クレジットです。クレジットカードは、何かしらの担保をもとに、利用限度額が決まります。

それと同じ様に、何かしらの根拠をもとに相手を信じ、仕事を任せる関係です。それは、過去の実績や持っているスキルかもしれません、本人の意欲や会社の都合かもしれません。何かしらの根拠をもとに任せられる仕事が決まります。

仕事が「人生のタスク」に含まれる理由

最後に、仕事のタスクが人生のタスクに含まれる理由についてまとめます。仕事が、自立や社会との調和にどのように関係してくるのでしょうか?仕事は社会との調和に大きく関係してきます。

分業」という働き方は人間が編み出した画期的な働き方です。人が生きていくためには、衣食住の確保や医療や娯楽、交通など様々なものが必要となります。とても一人で完結させることはできません。

そこで考えだされたのが「分業」という働き方です。分業は他者を「信じる」ことで成り立つ仕組みです。料理を提供する料理人や運転手、警察や保育士さんなど様々な職業の人を信じることで、成り立っています。すべての仕事に優劣があるわけではなく、「誰かがやらなければならない」ことを、誰かが分担して行っているのです。

そのため、人間の価値は、「どんな仕事をしているかではなく、どんな態度で仕事に取り組んでいるか」で決まります。

自分が仕事を通じて「わたしの幸せ」を追求することで、分業の仕組みによって他者から見返りがもらえる、ギブ&テイクの関係が仕事のタスクといえます。

よろしければ、「いいね!」をお願いします。



投稿日:

Copyright© アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て , 2024 All Rights Reserved.