家に帰ると久々に泣き声が聞こえます。ママと喧嘩をしてしまっているようです。以前なら目を覆いたくなる状況ですが、今は違います。なんとか事を収めましょう。
まず、落ち着かせて冷静に
何はともあれ感情的になっているのを落ち着かせる必要があります。怒っている同士の二人が近くにいると、冷静になろうとしてもなかなかなれません。つい、何かの言葉に反応して怒りが増加してしまいます。
まずはママに移動してもらい距離をとることで、お互いに一旦気持ちをリセットさせます。娘には落ち着いたらパパとお話しようと娘に伝えて間をおきます。
しっかりと、話を聞いてあげる
今日はちょっとゴネ気味だったので、こちらからお話を積極的にすることにしました。頭ごなしに怒ってしまってはパパが間に入った意味がないので、努めて冷静に子供の感情に共感するように話しかけます。よくわからない回答でも怒らず冷静に。
パ:ママと喧嘩しててパパ悲しかったよー
ママ怒ってていやだったねー ※似たような言葉を3回くらいかけました
娘:怒ってたのがいやじゃない(半泣きなのでイマイチ聞き取りにくいが、なんとか解読
パ:そうなんだ。じゃぁ何が嫌だったの?
娘:足をペンしたのが嫌だったの
パ:何で足をペンしたんだろうねー?いきなりしてきたの?
娘:違う。違う羊(のショーン)だったから、(違う回に)変えて欲しかったのに、変えてくれなかったからペンしたの
パ:自分からペンしたの?
娘:そう。変えてくれないから怒ったの。
パ:自分が怒ってママをペンしたら、ママも怒っちゃうよねー
なんで変えてくれなかったのかな?聞いてみた?
娘:聞いてない。
パ:じゃぁ聞きにいこうか
娘:うん
うまく気持ちを切り替えてリセットできたみたいです。
お互い冷静に話をできる環境を整える
娘は気持ちを切り替えることが出来たみたいです。ここで重要なのは喧嘩相手のママも冷静になっているということです。
一方が冷静になっても、相手が感情的なままだとまた喧嘩になってしまいます。そこでママに事前に話をします。
パ:怒らずちゃんと話をしてあげて。
マ:あんなに、しつこく「違う」と言われたら怒るよ。
パ:あ、違う、さっきの話ではなくて、これから話をするときのこと。
アドラー心理学的には、原因を求めることに重きをおきません。そのかわり目的を重視します。今回も喧嘩の原因ではなく、仲直りするためにどうして行くべきか?ということを念頭に、過去ではなく、今このときのことにフォーカスして話をしました。
ママも落ち着いたようなので仲直りタイム開始です。これは娘とママの問題なのでパパは場を提供して黙っています。
と思いきや、なかなか娘が切り出せないようなので、一旦お風呂のお誘いをして、さらに時間を置いてみます。
さすがにお風呂からでたあとは、時間もたっているのでお互い冷静にきちんと話をして仲直りができました。よかった!
ここ数週間は喧嘩の場面に遭遇していなかったので、ちょっとドキドキしましたが、娘もママもパパも少し成長できたかな、と感じる出来事でした。