女性にマタニティブルーがあるように、男性にもパタニティブルーというものがあります。
最近では週刊誌の「女性自身」で、あのイケメン俳優の小栗旬さんが、妻の山田優さんとの間に第一子が誕生したことで、産後うつ=パタニティ・ブルーになった!なんてことを報じたりしています。
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パッと見るための見出し
パタニティブルーとは
パタニティブルーとは、男性がパートナーの出産前後の環境の変化により、感情が不安定になることを指します。パタニティブルーは、出産後時間が経つにつれ増えていき、産後6か月くらいまで続いたりするようです。改善しない場合は、うつ症状や子育てを巡って家庭内で争いが絶えない状況になってしまいます。
主な環境の変化としては、父親としての役割の変化や責任の重さ、金銭的負担、パートナーとの関係、などの変化が考えられます。
一方よく知られている女性のマタニティブルーというものがあります。
マタニティブルーは、女性が妊娠・出産をきっかけに、ホルモンバランスが大きく変化し、感情が不安定になることで知られています。「育児ストレス」や「育児ノイローゼ」などの言葉でも表現されます。
概ね出産直後から1か月程度の期間に見られ、改善しない場合は、産後うつなどの症状に発展していきます。
発症期間が男性のほうが遅くなるのは、マタニティブルーが出産前後のホルモンのバランス変化に起因することに対して、パタニティブルーは家庭内の役割や責任の変化によって引き起こされるからということができます。
パタニティブルーの起源
パタニティブルーの起源は意外と古く、1987年までさかのぼるそうです。
平成23年に、関西医療大学 保健看護学部 保健看護学科が行った「パタニティブルーの精神的・心理的視点 我が児の誕生に伴う父親の心理的動揺と変化に関する実態調査」によると、次のように記載されています。(※pdfです)
プルーエット(Pruett)は、赤ん坊が生まれて3ヵ月位までの間にその赤ん坊に対して父親に起こる心身の症状を「Paternity Blues」という言葉を用いた(1987,Pruett)
パタニティブルーが長引くと、家庭やパートナーへも大きな影響を与えてしまいます。
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