先日、京都嵐山近くにある鈴虫寺を訪ねてみました。鈴虫寺は臨済宗の寺院で、正式名称を華厳寺といいます。近年は恋愛成就のお寺として嵐山屈指の観光スポットにもなっています。
そんな鈴虫寺の魅力と、法話を聞いた感想を書いてみようと思います。
鈴虫寺の魅力
1.一年中鈴虫の鳴き声が聞ける
その名の通り、鈴虫寺では鈴虫の鳴き声を一年中聞くことができます。お寺の中で鈴虫を飼育しており、徹底した温度管理などで一年中鈴虫の鳴き声が聞ける工夫をしているそうです。地味にすごい技術です。
何匹の鈴虫を買っているのかは、法話の中で教えてくれるので、ぜひ足を運んでみましょう。
2.一つだけ願いごとが叶う
鈴虫寺には入口にお地蔵さんがいます。このお地蔵さん、よく見ると裸足じゃないんです。わらじを履いています。
なぜわらじを履いているのかというと、願い毎を叶えにいくために履いているのだそう。
お守りを買って、お地蔵さんに住所とともにお願いすると、わらじを履いたお地蔵さんが家まで願いを叶えに来てくれます。叶えてくれる願い事は一つだけなので、願いごとが叶った暁にはお守りをお寺に返却し、新しいお守りで一つだけお願いごとをしちゃいましょう。
3.説法が面白い
鈴虫寺に拝観すると、30分程度の法話を聞くことができます。
説法と言っても堅苦しいものではありません。綾小路きみまろの漫談のようなテンポで、鈴虫寺の由来や日々の心の持ち方について話を聞くことができます。
お茶と茶菓子もついており、リラックスしたムードであっという間の30分です。
即今只今
説法の中で「即今只今」という言葉がありました。「そっこんただいま」と読みます。
起きてしまったことにくよくよしていてもしょうがない。起きるかどうかわからないことに対して悩んでいてもしょうがない。「今」に目を向けていきていきましょう。という意味だそうです。
これってどこかで聞いたことあるなー、と思っていたらありました。アドラー心理学とモリー先生との火曜日です。
モリー先生との火曜日では、即今只今を次のような言葉で表現しています。
その場に完全に存在しているっていうことが大事。
アドラー心理学では、「今、この瞬間を大事に生きる」ことが重要と言っています。
参考:アドラー心理学と、ホリエモンが近畿大学卒業式で伝えたメッセージを考えてみる。
まとめ
即今只今、モリー先生との火曜日、アドラー心理学と、時代も場所も違うもののメッセージが全く同一のものというのは非常に面白いと思いました。
ついつい過去や未来に逃げてしまうことがありますが、しっかりと「いま」を意識していきたいと思える出来事でした。