「我慢できない」という成長 - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら9歳の娘と2歳、0歳の息子の子育てを実践しています

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3歳イヤイヤ期の奮闘記

「我慢できない」という成長

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あと3カ月ほどで娘は4歳になります。1年前と比較すると、様々な面で成長してきました。最近は言葉で深いコミュニケーションが取れるようにもなってきて、「我慢できない」という成長を感じます。

「わかってる。でも・・・」という言葉

054676 最近、娘との会話の中で「わかってる」という言葉をよく聞くようになってきました。たとえば、 娘:何か食べたい パ:食べたいんだ。でも何もないよ? 娘:でも、食べたいー パ:何もないんだからどうしようもできないよ。 娘:わかってる。でも食べたいのー。 のような会話です。食べたい願望を我慢できずに、何か食べたいとひたすら訴えてきます。この「わかってる」という言葉を聞くと、パパはハッとして「我慢できない」という成長を感じるのです。

「我慢できない」という成長を感じる

「我慢できない」ということは、何かをこらえたいけど、こらえられない、ということです。そこには「こらえたい」という意思と、それに反して「こらえられない」という願望が入り混じっています。この「こらえたい」という意識を持つことができるようになったことに大きな成長をみることができます。 3歳になりたてのころは、ただひたすらに自分の願望を伝えてくるだけでした。言葉で表現してくれればまだわかりますが、突然泣き出したり、怒ってみたりとパパからすると理解しがたいものでした。こちらが理由を説明しても、一向に聞く耳を持たず色々な手段で訴えかけます。この理不尽な立ち振る舞いに、パパもママも大いに困惑していました。 それを考えると、願望を一方的に発信していた状態から、我慢できないという次の成長フェーズに入ってくれたんだなと思わずには居られません。

「我慢できない」子どもと接するときに注意すること

そんな我慢できない子どもと接するときには、同じことを何度も言わないように注意しています。子どもが、難しいことを訴えてくると、ついつい理由を何度も説明して訴えをやめさせようとしてしまいます。何度も説明していると、「それは、わかってる」と言われ、すごく申し訳ない気分になってしまいます。 恐らくこの頃の子どもは、我慢できることは1回言うと我慢するだけの力を持っていて、パパやママの説明もすぐに理解しています。それにも関らず何度も訴えてくるというのは、「頭ではわかっているけど抑えられない」ときなのだと思います。きっと子どももつらいはずです。それを知らずに何度も同じ説明をしてしまい、「わかってる。けど・・・」と言われた時は、「何度も同じことを言ってゴメン」と思ってしまいます。 ダメな理由を何度も言うのではなく、子どもが訴えている目的を聞いてみるなど、YES/NOだけで終わらないようなコミュニケーションを心がけていきたいと思います。

最後に

「我慢できない」ということは、「こらえたい」という意思があるということです。その意思に反して感情が抑えられない場合が「我慢できない」ということです。何度もダメな理由を説明するのではなく、訴えの目的を聞いてあげるなど深いコミュニケーションができるといいですね。

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