先日家族3人で三鷹の森ジブリ美術館へ遊びに行ってきました。4歳の娘は、となりのトトロに出てきたネコバスに乗れると大はしゃぎ。ジブリ美術館は、子どもがいる家族はもちろん、大人のデートスポットとしてもおすすめなところです。
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パッと見るための見出し
三鷹の森ジブリ美術館とは
三鷹の森ジブリ美術館は、東京都三鷹市の井の頭公園内にあります。正式名称は三鷹市立アニメーション美術館といいます。アニメーション美術館というだけあって、ジブリ作品が楽しめるだけの空間ではなく、アニメーションの原理や作成現場を体感できるようになっているため、ジブリファンの人も、ファンではない人も楽しむことができます。
館主は、風の谷のナウシカや天空の城ラピュタ、となりのトトロの監督でおなじみの宮崎駿監督です。美術館は、宮崎駿監督の熱い想いが詰め込まれています。公式サイトに「こんな美術館にしたい」というページがあるので、気になる人は見てみてください。
「来館者一人一人が主役になって欲しい」という思いから、館内は撮影禁止になっています。カメラマンとして脇役にまわるのではなく、実際に目で見て、触って、体験することで、主役になって欲しいとの思いがあるようです。
小さな映画館「土星座」の入場券は、ジブリ作品のフィルム
入館すると、受付でジブリ作品のフィルムをもらうことができます。実際の映画フィルムの3コマを使ったもので、どの作品がもらえるかはお楽しみです。運がよければお気に入りのフィルムをもらえるかもしれません。
実際のものを使っているだけあって、中にはほとんど暗転しているシーンのフィルムもあったりします。そんなときは、館内の案内所で聞くと教えてくれるので、気になる人は聞いてみましょう。
実は、このフィルムが短編アニメーションを上映している、映像展示室「土星座」の入場券代わりになっています。ジブリのオリジナル作品で、月替わりで上映作品が替わります。毎月これを目当てに訪れる人もいるのではないでしょうか?
映画館は、子どものための映画館というコンセプトで作られています。森の中をイメージされていて、壁面には木々の絵が描かれています。イスは長いベンチ式のものになっていて、くつろいだ気分で見ることができます。
映画は、部屋の後方にある電車の形をした映写室から投影されています。映写機が目線の高さにあってみることができるので、帰り際などに見ることができます。
今回いったタイミングでは、「やどさがし」という映画を上映していました。上映時間は焼く12分、魔女の宅急便の画家の少女ウルスラ似の女の子が主人公の映画です。
新しい家を探しに出かける道中に出会う奇妙なものたち。すべての音楽、効果音、セリフを人の声で表現しており、意外な人が声優を担当しています。上映中にわかったら、思わずにやりとしてしまうかもしれません。
ジブリ美術館全般に言えることですが、午後になるとかなり混むので、午前中に見ておきましょう。
ステンドグラスにジブリのキャラがたくさん
館内はステンドグラスであふれています。ステンドグラスには、ジブリのキャラクターが描かれています。そのため、子どもも大人もちょっとした宝探し気分を楽しむことができます。
フカフカなネコバスに乗って
となりのトトロの好きなキャラクターにネコバスをあげる人は多いのではないでしょうか
フカフカの座席に座って、風を感じて走り抜けてみたいものです。ジブリ美術館では、そんな願望をもかなえてくれます。ただし、小学生以下の子どもだけ。
2階へ上がると、大きな、大きなネコバスがいる部屋があります。ネコバスのまわりにも真っ黒クロスケも待っています。本当は実物大のネコバスを用意したかったらしいのですが、部屋に入らないと困るので今の大きさになったようです。とはいえデカイ!
4歳前後の小さい子どもは、ネコバスの中に入りフカフカの座席に座って、窓から顔を出して遊びます。真っ黒クロスケもお気に入りです。小学生くらいの少し大きな子どもはネコバスの屋根に上り滑り台のようにネコバスの脚に着地してダイナミックな遊びを楽しめます。子どもに付き添う大きな子どもは、部屋のまわりからわが子が楽しそうに遊ぶのを羨ましそうに眺めます。
5分程度の時間制限があり、1回10名以下くらいの人数でローテーションしているようです。こちらも「土星座」と同じく、午後はかなりの混雑が想定されるので、可能であれば午前中に遊んでおきましょう。ちなみに、並びなおせば何度でも遊べそうです。
ロボット兵現る
ひとしきりネコバスで遊んだら、目の前の2階のテラスへ出ることができます。ここでは、くるくる回すとカラカラと音が鳴る不思議ないすがあり、子どもたちが興味深そうにハンドルを回します。
館内の撮影は禁止ですが、テラスや屋上など外にでると撮影OKなようです。
屋上へ続く螺旋形の階段があり、屋上へたどり着くと・・・
これまた、大きな、大きなロボット兵が待ち構えています。その高さなんと、5メートル!
ロボット兵の後ろを通りぬけと奥へ進んでいくと、、、同じく天空の城ラピュタに出てきたあるものがあります。ぜひ自分の目で見てみてください。
カフェ「麦わらぼうし」でティータイム
映画を見て、ネコバスで遊んだところで、ティータイムです。レストランは長蛇の列ができていたので、外の売店でホットドックと森のソフトクリームをたべました。
河内晩柑が珍しかったのでミックスを注文。大人はちょっとすっぱい河内晩柑が、子どもはミルクがお気に入りのようです。
企画展示では、くるみ割り人形を体験
企画展示では、「くるみ割り人形とねずみの王さま展」をやっていました。宮崎駿監督が「くるみわりにんぎょう」という絵本に出会い、その魅力に魅了され展示を企画したようです。
宮崎駿監督が感じた「くるみ割り人形」というパネルが面白かったです。監督的には、話がまったく理解できない!でも女の子たちは興味津々に見ている!どういうことだ??というところから入り込んでいったみたいです。
ところで、くるみ割り人形って、くるみが割れるって知っていますか?私は、恥ずかしながら知りませんでした。。。この人形でどうやって割るのか??展示内で実演しているのでぜひ見てみてください。子どもがいる人は実際に体験することもできるので、必見です。
くるみ割り人形 Lサイズ 王様 白&ゴールド ドイツの木のおもちゃNutcracker
迷子になろうよ、いっしょに。
そのほかにも、アニメーションの仕組みがわかる部屋、宮崎駿監督の部屋の再現などたくさん見所があります。お土産屋さんでは、バカラ製の飛行石なんかもありました。
一つだけ注意点が。公式サイトのトップページで、めいちゃんが「迷子になろうよ、いっしょに。」と訴えかけてきますが、実際に迷子になるとママに怒られるので注意しましょう。
チケット入手はお早めに
ジブリ美術館は日付指定の予約制となっています。入手はローソンのみですることができて、毎月10日に翌月1か月分の販売が行われます。超人気チケットなので、10日に購入するようにしましょう。
ジブリ美術館の近隣、三鷹市、武蔵野市、小金井市、西東京市に住んでいる人は近隣市民枠のチケットがあります。一般枠よりも余裕があるので近隣に住んでいる人は活用するといいと思います。