先日、深夜に耳が痛いと、娘が泣き出す場面がありました。普段痛みで泣くことがほとんどない娘。そんな娘が深夜に耳が痛いと泣いて訴えるとはただ事ではありません。
30分ほどたっても治まることがない痛み。いてもたってもいられず、深夜の電話相談をしてみました。
- 小児救急電話相談(#8000)
- 東京都医療機関案内サービス(03-5272-0303)
- 東京消防庁救急相談センター(#7119)
結果としては、東京消防庁救急相談センターへ症状を説明し、翌日病院へ行くことになりました。親の判断で鎮痛剤を飲ませても良い、とのことだったので、鎮痛剤を飲ませることで痛み鎮めることに成功。翌日病院へ行くと、中耳炎だったようです。
病院へ駆け込むことが難しい深夜。「もしも」のときに相談ができる電話窓口について紹介します。
パッと見るための見出し
小児救急電話相談(#8000)
小児救急電話相談とは、厚生労働省が提供する次のような事業です。
休日・夜間の急な子どもの病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。
電話で、#8000番へかけることで全国各地で利用することができます。
受付実施時間は、都道府県によって大きく異なります。
北海道は平日休日ともに、19時から翌朝8時まで窓口提供をしているのに対し、東京は平日は17時から22時、休日は9時から17時と大きくサービスレベルが変わっています。東京に住んでいる人はお世話になるタイミングが少ないかもしれません。
今回は深夜の症状だったので、電話することはありませんでした。しかしながら、調べているときに、ここに電話しようかと思って結構な時間をロスしてしまったので、あらかじめ受付時間を知っておくといいと思います。
東京都医療機関案内サービス(03-5272-0303)
東京都医療機関案内サービスは、東京都が提供する次のようなサービスです。
医療機関の所在地、電話番号、診療科目、診療曜日・時間などをご案内しています。
提供する情報は、東京都福祉保健局が都内の全医療機関を対象に収集しているものです。
03-5272-0303へ電話をかけることで利用することができます。
24時間365日サービス提供をしているため、いま開いている病院を探したいときに重宝します。
今回最初に電話したのが、この東京都医療機関案内サービスでした。電話してみたところ、開いている病院を教えてもらうことができました。しかしながら、現在の症状について相談をすることはできませんでした。自身で病気の症状を判断できる人が利用するサービスのようです。
東京消防庁救急相談センター(#7119)
東京消防庁救急相談センターは、東京消防庁が提供する次のようなサービスです。
急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、「東京消防庁救急相談センター」を開設しています。
東京消防庁救急相談センターでは、これらの相談に相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、24時間年中無休で対応しています。
電話から、#7119番へかけることで救急相談が可能です。消防庁が提供しているサービスなので、全国各地で利用することができます。番号も#7119で共通なので、困ったらまずここに電話したらいいかと思いま押す。
受付実施時間は、24時間365日です。医療機関案内と異なり、現在の症状を相談することができるのが大きな特徴です。
医療機関案内の次に電話してみると、冷静に症状をヒアリングされ、発熱等がなければ明日の通院で問題ないとアドバイスをもらうことができました。
電話さえあれば、場所と時間を問わずに利用することができるので、覚えておいて損はないと思います。
まとめ
深夜の子どもの急病は珍しいことではありません。事前の知識をつけておくことも大事ですが、きちんとしたところへ相談できる方法を知っておくことも重要です。
困ったときの#8000(小児救急電話相談)または#7119(東京消防庁救急相談センター)を覚えておきましょう。
追伸.よりハイレベルな救急相談が欲しい場合
今回紹介したのは、誰でも利用ができる公共のサービスです。「よりハイレベルな相談窓口を持っておきたい」と感じた人におすすめなのがティーペックです。
ティーペックとは
ティーペックは、日本の医療サービス企業です。日本で初めて24時間年中無休にて電話による健康や医療に関する相談事業を立ち上げた会社でもあります。
聖路加国際病院名誉院長である日野原 重明 先生を特別顧問とする、「ドクター オブ ドクターズ ネットワーク」という日本の優秀な専門医を集めたネットワークを持っています。そこへ参加するためには、参加している医師全員の承認が必要という厳しい条件がつけられています。
そのネットワークに参加している名医紹介やセカンドオピニオン、24時間365日の電話相談などのサービスを提供しています。
あなたも利用できる可能性が
ティーペックのサービスは個人で入ろうと思うと、年間10万円以上必要になります。いくら便利でもさすがにそこまでの出費は難しいでしょう。
そこで確認してほしいのが保険です。保険会社によってはティーペックと提携しており、その会社の保険に入っているだけでティーペックのサービスを受けることができる場合があります。
一度自分が入っている保険を見直してみてはいかがでしょうか?
もし、保険未加入、または保険の見直しをしたいと考えている場合は、次のサイトの利用をおすすめします。
最寄りの相談できる店舗を探したい場合:【ほけんの相談Ch】