保育園の様子や、習い事の様子を見る機会があると、自分の子どもだけ先生の話を聞いていなかったり、友達にちょっかいをだしているのが目につくことがあります。周りの子はきちっと集中して聞いているのに、、、
こんなとき、「うちの子は集中力がないのかしら?」と不安になってはいませんか?不安になる前に少し考えてみましょう。
集中できることが一切ないのか?
何かしら一つは集中して取り組めることがあるはずです。折り紙や読書、遊び、テレビなど何でもいいので一つでも集中できることがあれば安心してください。あなたの子どもは集中力を持っています。
きっと足りないのは集中力ではなく、「興味」です。楽しいと思っていないので飽きているだけです。
楽しくないことをやる、というのは大人でも集中力を維持するのが難しい行為です。子どもが集中力を切らしてしまうのも当たり前です。
集中力がないと思ったときに親がとるべき行動はなんでしょう。
集中していないことを注意して集中させることでしょうか?自分が子どもの立場だと考えると違う気がします。
親ができるのは、子どもに興味を持たせてあげることです。子どもが興味を持つような行動をするようにしましょう。
では、子どもが興味を持つような行動ってなんでしょう?親の影響で子どもが興味を持ったものを考えてみます。
スマートフォン。うちの子どもはスマートフォンを起用に操作します。最近は、勝手にロックを外して写真をアプリを立ち上げて自分の写真を見るほどです。
なぜそんなにスマートフォンが好きなのか?
恐らく親が真剣にスマートフォンを見ているからです。時には近くに子どもがいるにも関わらずスマートフォンをいじっています。そんな親の姿をじっと見てこれはきっと面白いものに違いない、と興味を持っていくのです。
スマートフォン以外にも、集中しようと思っていたときに限って子どもが近づいてきた、という経験はありませんか?きっと、親の集中力に子どもが興味を持ったのだと思います。
子どもに興味を持たせるためには、まず親が集中力を発揮して、真剣に楽しみながら取り組む。それこそ子どもの存在を忘れるほどに。
その様子を見て子どもが近づいてきても集中しましょう。待ってましたとばかりにやらせてはいけません。
子どもが「やりたい」と言って来たタイミングで初めてやらせてあげましょう。興味ややる気を熟成させてあげることが重要です。
そんなことを思った3.11の夜でした。