4歳半の娘が書いたパパの絵です。まーるい顔の中に、目、笑った口が描かれています。両サイドからは手が伸びており、下から足も2本あります。上のほうには髪の毛もあって、ちょっと離れた場所に耳もあります。
なんかホッコリしちゃいますよね。
この胴体が描かれていない絵、世間一般では、頭足人というようです。
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頭足人とは
頭足人。あまり聞きなれない言葉です。困ったときはwikipediaということで、調べてみました。
頭足人間(とうそくにんげん、または頭足人(とうそくじん))は、頭(顔)から直接、足が生えた絵のことで、幼児の初期の描画に現れる特徴である。タコやイカなど頭足類に構造が似ているため頭足人と呼ばれる。閉じた円が書けるようになった後に、生じる。はじめ頭と足が描かれ、その後、手が描かれるようになる。おたまじゃくしの発達と同じなのでおたまじゃくし人間(tadpole man)とも言われる。頭に四角い胴体をつけた人間を頭胴人間(ずどうにんげん)と呼ぶこともある。その後、胴体から手足が出た人間が描かれるようになる
出展:wikipedia
どうやら、幼児の初期に通る道らしい。いままで、点や線だけだったのが、円をかけるようになり、そこから発展して人間を描くようになるようです。しかも、言語も人種も関係なく世界共通の事象のようです。
パパには胴があるのに!パパの耳は顔から離れてないぞ!いったい娘にはパパがどのように見えているんだ!?というきもしますが、見たものをそのまま絵で表現できるわけではないので、現時点での娘の表現方法ということなのでしょう。
この頭足人、結構まじめに研究している人がいるらしいです。おもしろいものを研究する人もいるもんだ。
しかし、なぜそのような絵がかかれるかは、いまだに解明されていないようです。全ての人が通る道なのに・・・個人的には、頭足人の謎よりも、鏡文字の謎が気になりますが。。。
頭足人をみて思うこと
成長を感じる
たくさんの点からはじまり、点が線になって、線が一周して円になって、頭足人が誕生しました。頭足人には4年の成長の重みが感じられます。
描かれる人は、自分にはじまり、ママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんに、保育園のともだちなど様々です。自分以外の世界との係わり合いもしっかりと構築しているのだと感じます。
まわりの子どもとの違いを感じる
保育園のともだちも同じように頭足人を描くのかな?と思っていたら意外とそうでもないようです。
月齢の高い子の中には、しっかりと体をかき、ズボンをはいた足を描いている子もいました。なんかちょっと焦りますよね。この子と同じ月齢のころには、そんな絵をかけるようになるのか??なんて考えてしまいます。
つい、体がないのはおかしくない?なんてことを言ってしまいそうになるときもありますが、そこは我慢。
大人から見て正しいと思う絵を描かせるよりも、いま娘が書きたいと思う絵を描きたいだけ描かせてあげることが重要なのかな、なんて思います。
でも気になる、お腹はどこなのか?
そうはいっても、お腹はいったいどこなのかが気になります。
娘に聞いてみたことがあります。お腹はどこなのかな?答えは、丸の下のほうでした。何のひねりもない話ですが、お腹も認識している上で絵を描いているようです。
まとめ
なぜ、そのような絵がかかれるのか謎の頭足人。
いま、このときにしか見れない頭足人。
子どもの感じるままに絵を描いてもらい、すくすくと成長して欲しいですね。