子どもの勉強をやる気にさせるための親の心得 - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

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論理:アドラー心理学と子育て

子どもの勉強をやる気にさせるための親の心得

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今月で保育園を卒園し、4月から小学校に通うことになります。

保育園と小学校の大きな違いは「勉強」ではないでしょうか。小学校から本格的に勉強が始まることとなります。

この「勉強」について、親はどのように関わっていくべきなのか?ということを考えてみました。

勉強について伝えたいこと

勉強について子どもに伝えておきたいことは、

  • 勉強することで、知らなかったことを知る喜びを感じることができる
  • 勉強することで、将来自分がやりたいことを実現させるために役立つ
  • 勉強したことが、人のために役立つ日が来る

という3つです。

知らなかったことを知る喜び

昨日まで知らなかったことを知る、ということは純粋に楽しいものです。

いままで読めなかった文字が読めるようになると、他の文字も読んでみようと考えます。アドラー心理学が子育てに使えそうだなと感じると、もっと深く知ってみようと思えます。

そんな「好奇心」を原動力にしているのが勉強の本来の姿です。

決してテストでいい点を取りたいから頑張るためのものではありません。

自分がやりたいことを実現させるために役立つ

勉強をすることで、将来自分がやりたいことを実現させるために役立つ時が来ます。

四則演算や国語であれば、どのような職業でも使う必要性に迫られます。

将来使うシチュエーションが思い浮かびにくい、因数分解や微分積分なども、直接的に役に立つことはないかもしれませんが、解法の考え方は役に立つかもしれません。

今すぐには役に立つとは思えないかもしれないけれど、困ったときに選択肢を広げてくれるかもしれません。

人のために役立つ日が来る

いましている勉強が、やがて人のために役立つ日がきます。自分のためだけではなく、人のために役立たせなければいけません。

いくら頭が良くても、自分のことしか考えていなければ社会にとってマイナスな存在になってしまいます。

アドラー心理学的な親の注意点

子どもの勉強について、親はどのように関わっていけばいいのでしょうか?アドラー心理学的に考えてみます。

  • 勉強は子どもの課題
  • 子どもを信頼する
  • 勉強以外で良い関係を築く

勉強は子どもの課題

「それは誰の課題か?」という課題の分離の観点で考えると、勉強は子どもの課題です。勉強しなかった責任を引き受けるのは子ども自身です。

勉強しないことで成績が下がったり、試験に落ちたりしたときに困るのは子どもです。親が困ることはありません。親が困るとしても世間体的に、、、という話くらいなので、それは親の課題です。

子どもを信頼する

勉強は子どもの課題です。子どもを信頼して口出ししないようにしましょう。

「勉強しなさい」と口出しをしてしまうと、子どもの課題に土足で踏み込むことになります。すると、子どもは反発したり勉強する意欲をなくしたりしてしまいます。

親ができることは、子どもが自ら進んで勉強をするように、勉強は「知らなかったことを知る喜びを感じられるもの」であり、「人のために役立つ日が来る」ことを伝えることくらいです。

勉強以外で良い関係を築く

子どもから勉強を教えて欲しい、といわれたときは教えてあげましょう。

そのためには、子どもから援助を求められるような関係を築いておく必要があります。関係を築くためには、勉強は子どもの課題と認識し、子どもを信頼することが大切です。

まとめ

娘がもうすぐ小学生に入学するので勉強についてまとめてみました。

自分のことを振り返ってみても、「言われてやる」というのは持続性がありませんでした。

学生の頃は「本を読みなさい」とよく言われていた気がしますが、言われているうちはほとんど本を読むことはありませんでした。

今思えば、親に言われたとおりに本を読むということは、「負け」を認めるような感覚でいたのだと思います。

しかし就職し、悩みがあるときに解決のヒントが本に書かれていることがある、と知ってからは誰から進められるわけではなく、積極的に本を読むようになりました。

まさに知らないことを知る喜びを感じれたからだと思います。

娘にはそんな遠回りをせずに積極的に勉強に取り組んで欲しいと思います。

ダメとわかっていても「勉強しなさい」と言ってしまいそうなので、入学前に記事にまとめてみました。

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