「ねえ ムーミン こっちむいて」から始まる歌が印象的なアニメといえば、ムーミンです。
ムーミンといえば、ムーミン谷。ムーミン谷といえば、緑豊かな山。山の谷間に流れる川。鉛筆のような、きのこのような、とがった屋根の丸い家。フィンランドの峡谷を模した、のどかな風景が思い浮かびます。
フィンランドにあるムーミンランドへ行くと、そんなムーミンワールドを体験できます。フィンランドまで行ってられないという人には、埼玉がおすすめです。
パッと見るための見出し
ムーミン谷は埼玉県飯能市にあった
フィンランドと埼玉。イメージ的には似ても似つかない場所です。フィンランドのイメージは、遠い、クール、雪などがあります。一方埼玉のイメージは、だ埼玉くらいしかありません。
実はそんな埼玉県の飯能市にムーミン谷を再現した公園が存在しています。「あけぼの子どもの森公園」と呼ばれるその公園は、平成9年にオープンした市営の公園です。
遊びに行くには車がおすすめ
飯能市 市民体育館のすぐ隣にあります。最寄り駅は、西武池袋線の元加治です。徒歩の場合、20分ほど歩くことになります。遊びに行くときは車がおすすめです。
駐車場は約250台もとめることができます。意外と、といったら失礼ですが、すごい人が多いです。休日のお昼過ぎには満車になるほどの人気なので、早めにいきましょう。
我が家は10時前に到着しましたが、3分の1くらいは埋まっていました。午前中にムーミン谷で遊んで、お昼過ぎは入間アウトレットやコスト子で遊ぶコースもおすすめです。入間アウトレットへは、1時間以内でたどり着けます。
ムーミン屋敷は仕掛けがいっぱい
駐車場へ車を止めて公園へ入ります。入り口からしばらくは坂道です。道の脇に目をやるとなにやら不思議なオブジェが等間隔に並んでいます。きのこか?きのこなのか?恐らくきのこをかたどった電灯が期待感を盛り上げます。
しばらく坂を歩きます。坂の上に奇妙なきのこ形をした建物が見えてきました。これが埼玉のムーミン屋敷です。かわいい窓がたくさんあり、とんがった屋根が特徴的です。
ムーミン屋敷の入り口は二つあります。正面の1階入り口と裏手に回った地下一階の入り口です。地下一階の入り口から入ると、ムーミンが迎えてくれます。
それ以外にも、いたるところにちょっと気になるポイントがあります。階段のてすりにいるカタツムリ。ダンロ。切り株。外へでれる扉。外の階段。おもしろい形の窓。物置小屋。子どもたちは自由な発想で遊ぶことができます。
公園の運営ポリシーは、なんでも禁止するのではなく、しっかりと親が子どもをみることで色々なものに挑戦できるようになっています。子どもと一緒にたくさん楽しみましょう。
川のせせらぎが心地よい
ムーミン谷の特徴の一つに水の音があります。入り口を入ってしばらく歩くと水の流れる音がするのに気づくはずです。ムーミン谷というだけあって、公園内には川が流れています。
川の中に入って遊ぶこともできるので、夏場に遊びに行く場合は、着替えを持っていくと良いでしょう。5月でしたがたくさんの子どもが川に入って遊んでいました。
子ども劇場で手作りおもちゃで遊ぼう
ムーミン屋敷の右側には子ども劇場があります。
子ども劇場では、手作りおもちゃで遊ぶことができます。ラスクくらいの大きさの木を使ったオセロ。ペットボトルを使った輪投げ。絵合わせ。ドミノ。広い空間でまったりと遊ぶことができます。
この子ども劇場、風通しが非常によく、夏場でも涼しく過ごすことができそうです。
子ども劇場の屋根にはお化けが住んでいます。人が少なめなので休憩所として使うとよさそうです。
水あび小屋のまわりには鯉がたくさん
ムーミン屋敷の左手には、青い色が特徴的な水あび小屋があります。池の中央に位置しており、橋をあるいていくとたどり着くことができます。
水あび小屋の周辺には鯉が沢山泳いでおり、見ているだけでも楽しめます。小屋の中は特に何もないですが、窓から顔をだしたりして子どもはご満悦です。
水のせせらぎを聞き、ムーミン屋敷を見ながらお弁当を食べよう
公園内ではお弁当を食べることが可能です。木が多いので、夏の暑い日でも日陰がたくさんあります。あまり見かけない木ですが、メタセコイアらしいです。地理の時間ででてきたあれです。
ベンチもたくさんありますが、日陰に座れるようにレジャーシートを持参しましょう。水のせせらぎを聞きながら、ムーミンの世界観の中で食べるお弁当は格別です。
建物内では食べることはできません。ゴミ箱もありませんので、自分で出したゴミは持ち帰りましょう。
まとめ
フィンランドには気軽に行けませんが、埼玉県なら気軽にいけるのではないでしょうか。埼玉のムーミン谷は圧倒的な世界観でした。
今回紹介した以外にもアスレチックや森の家などありますので、ぜひ一度足を運んでみてください。