機関車トーマスの印象はといえば、やさしい笑顔、青いからだ、子どもの人気者。一言でいえば「メルヘン」でしょうか。
我が家ではとくにトーマスのアニメを見せているわけでもないのですが、なぜか4歳の娘はトーマスが大好き。いったいどこでトーマスのことを知ったのでしょうか?
いつか本物のトーマスに乗ってみたい。
実は、そんな子どもの願いをかなえられる場所があるんです。今回は、リアルな機関車トーマスに乗ってきたので紹介します。
静岡県を走る大井川鐵道でリアルなトーマスに会える
山の間を走りぬけ、川の上にかかる鉄橋を黒煙をあげながら渡る蒸気機関車。観光地をSLでめぐるというのは、旅の一つの楽しみだったりします。
静岡県を走る大井川鐵道でも、蒸気機関車で旅することができます。距離にして約40キロ。新金谷駅~千頭駅を走ります。
そんな大井川鐵道で、期間限定で機関車トーマスに乗車することができます。トーマスは本物の蒸気機関車を改造したもので、まさにリアル機関車トーマスです。
蒸気機関車の乗車体験
機関車トーマスに乗ってきました!といいたいところですが時間の都合があわずトーマス号には乗れなかったので、蒸気機関車へ乗ってきました。
乗車したのはC10形の8号機です。製造はなんと昭和5年!戦前に作られたものが今での現役で走っているとは驚きです。
まずは、なかなか見れない乗務員室の様子を。ふるーい感じの椅子と、なにやら沢山のコックがみれます。アップにしてみてみるとこんな感じです。
100年近く前のものなのに、なぜか近未来っぽい印象をうけます。かっこいい!
そして、外から見てみるとおなじみにSLの姿です。
写真はありませんが、客車もレトロです。各車両ごとに年代が異なっており、古臭い必要最低限のものしかない車両や、シャンデリアの照明がついている上質な車両もあったりします。
どの車両にいけるかは運次第なので、乗車のさいにはトイレへいくときなど、他の車両に足を運んでみましょう。
最近の車両とはことなり、窓は全開にあけることができます。外の風を目一杯感じることができるので、普段とは一味違ったたびが楽しめます。
おいしいお弁当が食べられる
大井川鐵道では、お弁当の販売をしています。ウェブから事前予約をしておくことで、乗車する席まで配ってくれます。配ってくれるといっても、手渡しではありません。座席の上に無造作におかれています。なんか斬新です。
今回は、子どもはトーマス弁当を、大人は大井川ふるさと弁当を注文してみました。正直、サイトにのっている写真を見る限りあまり惹かれるものはなかったのですが、ふるさと弁当大当たりです。
はたして機関車トーマスは本当にメルヘンなのか??
さて、肝心の機関車トーマスですが、千頭駅で止まっているところを見ることができました!
本物の蒸気機関車を改造しているだけあって、でかい!そして、どこからどうみてもトーマスという、完成度の高さに驚きです。
走っているところを見ることができた同行した方の話を聞く限り、トーマスの印象が少し変わりました。
子どもの人気者、青いからで、“迫りくる”笑顔、ということで、メルヘンではなく恐怖を覚えます。
2015年のクリスマスにも乗車できるようなので、興味があれば足を伸ばしてみたらいかがでしょうか。