ワーキングマザーに知って欲しい、夫との家事・育児の分担のポイント - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら9歳の娘と2歳、0歳の息子の子育てを実践しています

アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

子育て知恵袋

ワーキングマザーに知って欲しい、夫との家事・育児の分担のポイント

更新日:

育児と仕事を両立させるためには、夫と家事・育児の分担をすることは避けて通れません。子どもが産まれる前の、気が合う二人から「チーム・夫婦」として協力していく必要があります。

リクナビNEXT Journalに「ワーキングマザーになるべきか迷っているあなたへ。私が「やっていける」ようになるまで」というママ目線の良い記事があったので、パパ目線で家事・育児の分担を円滑に行う方法を考えてみようと思います。

何を分担すべきか?

何はともあれ、何を分担すべきかを考える必要があります。我が家では、皿洗い、洗濯干し、ごみ捨てがパパの家事分担となっています。育児の分担としては、仕事から早く帰れた場合は、お風呂に一緒に入るというような具合です。

ママがフルタイムではなく、時短勤務の就業体系となっているため、育児に関してママが多くを担当しており、それをサポートする形でパパが家事中心に分担しているような形になっています。

他の夫婦に聞いてみましたが、似たような分担をしているところが多いようです。

分担には、義務感ではなく使命感を

d47169381b88b930726424d876b7f5d0_s

せっかく、夫婦で分担をするので、責任感ではなく、使命感に駆られた分担できるといいと思います。

義務感と使命感

義務感とは、「本当は疲れているけど~しなければならない」ような、心と身体が別々になっているような状態です。本心は、「やりたくない」のに、何らかの理由によってやらざるをえないと、「心ここに在らず」になってしまいます。気持ちが消極的なことについて、強制されるとも言えます。

対して、使命感とは、「~を達成したいので、~する」ような、心と身体が一致している状態です。気持ちが積極的になっているので、行動もあれこれ工夫しながら楽しく行えます。

使命感とは他社貢献でうまれる

使命感を、アドラー心理学的で言い換えると、「他者貢献」ということができます。「他者貢献」とは、「共同体に貢献していると感じられるときに、自分に価値があると考える」ことです。

家事や育児の分担で考えると、分担することで、家族に貢献していると感じることができ、そこから自分の価値を見出せることが必要になります。この「他者貢献」を感じることができるかが、家事や育児の分担が成功するかどうかの大きな鍵になります。

義務感を感じるシチュエーションと対処法

では、具体的にどのようなときに義務感や使命感を感じるか、なおパパの場合を考えてみます。また、義務感をどうしたら感じないかについても考えてみました。夫との分担を考えるワーキングマザーの人に参考になるかもしれません。

義務感を感じるとき/依頼が多いとき

依頼ばかりされていると、義務感に駆られて動くようになってきます。特に、急ぎだったり、目的が不明確で自分でもできるのでは?などと思うようなときはより強く感じます。

帰宅後すぐに、

「子どもとすぐにお風呂入ってきて!」

といわれると、「ちょっと休ませてよ」と思ってしまい、義務感を感じてしまうことがあります。

使命感を持たせる依頼の方法

同じ依頼の仕方でも、言い方を変えることで義務感を使命感に変えることもできます。

「パパとお風呂に入りたいといって、ずっと待っていたから、一緒にお風呂に入ってきて!」

などと、パパじゃなければいけない明確な理由を言われると、「よろこんで!」とお風呂へ飛んでいきたくなります。

義務感を感じるとき/結果に対して何かをいわれるとき

結果に対して何かをいわれるときも、義務感を感じることになります。お皿洗いの仕上がりに対して「なんか油っぽい」や、洗濯物の干し方が違う、などネガティブな発言をされると、「そう思うなら自分でやればいいのに」と思ってしまいます。

分担の結果についての考え方

分担している以上は、仕上がりについてはパパのレベルに合わせて欲しいと思います。ママからすると、自分のレベルや価値観に到達していない出来だったのだと思います。しかし、任せている以上は、自分のレベルを下げてもらいたいなぁと思うのです。

とはいえ、ママの言っていることが適切なことが多いのも事実です。そんなときは、「ネガティブ発言→やり方の指示」ではなく、「ネガティブな経験→パパから自発的に援助依頼」というような、仕組みを作ってくれると嬉しいです。

なおパパの場合、ネガティブな発言をきいてから、やり方を教えてもらっても、なかなか素直にきくことはできません。「そう思うなら自分でやればいいのに」と思ってしまった時点で、それ以降の話は耳に入ってきません。

どうしたら素直にきくことができるか?と考えてみると、自分からききたくなる動機が生まれたときです。

洗濯の干し方でいえば、なぜか大きなタオルの乾きが非常に悪いことが分かったときに、干し方が悪いのかな?と初めて考えることができます。そこで自分なりに工夫するか、ママにきいてみるなどの選択肢が始めて生まれてきます。自分からきいていることなので、当然素直にありがたく干し方を受け入れることができます。

難しいとは思いますが、ママには、指摘するのではなく、パパに失敗を体験させる工夫や、失敗したときに援助する姿勢があることを示してもらえるといいと思います。なんだか、子どもへの教育と一緒ですね。

使命感を感じるシチュエーション

「ありがとう」この一言に尽きると思います。当たり前のことになっているものについても、「ありがとう」といわれると気分がよくなり、次も頑張ろう、と思えるものです。なおパパもあまり言えていませんが、「ありがとう」という一言を忘れないようにしたいですね。

チーム夫婦を作るためには

b3ffd719493179b3bb2888486271ef03_s

チーム夫婦を作るためのポイントは、お互いのことを理解し、使命感をもてるように家事や育児の分担をすることです。義務感ではなく、使命感を持てるように、依頼の仕方に一工夫したり、相手のレベルの結果を受け入れることや、感謝の言葉を口にすることが重要だと思います。

我が家もまだまだですが、以前よりはパワーアップしているはずなので、今後もチーム力強化をして生きたいと思います。

 

子育て奮闘中です。応援の「いいね!」をいただけると泣いて喜びますヽ(^◇^*)/



-子育て知恵袋

Copyright© アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て , 2024 All Rights Reserved.