結末を体験させる。お菓子編2 - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

アドラー心理学などから学び、日々悩みながら9歳の娘と2歳、0歳の息子の子育てを実践しています

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結末を体験させる。お菓子編2

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人は結末を体験することで、何かを学びます。当然その結末を体験できなければ何も学びません。

ということで、以前より、娘と二人きりの休日のときは、1日分のお菓子を袋にまとめて渡すようにしています。1日分をまとめて渡すことで、1日で食べる量を調整しつつ、子どもの自分の頭で考える力を養うのが目的です。

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ポイントは、

  • 渡すときに1日分のお菓子であることをしっかりと伝えること
  • お菓子の食べ方には口を出さないこと
  • 追加のお菓子の要求には断固として答えないこと

の3点です。最初はペース配分を考えず、全て食べてしまうこともありますが、しっかりとその日はお菓子が追加で出ない結末を経験させてあげましょう。

参考:【アドラー心理学に学ぶ子育て】 子どもの教育に必要な3つのこと。

先日の娘と二人で過ごす休日があったので、そのときのやり取りを紹介します。

朝:1日分のお菓子を支給

朝起きてしばらくすると、「おなか減ったー」と娘が話しかけてきます。「ご飯を作るから待っててねー」と答えるも待ちきれない模様の娘。「お菓子食べて待ってるー」と訴えてきます。

よろしい ならば一日分のお菓子を支給だ。

「わかった。ちょっとまってね」と言いつつ、いそいそと、IKEAで買ったジップロック的な袋に、えびのおせんべい、おっとっと、昆布、煮干を詰め込みます。ワクワクする娘と、なるべく娘にお菓子の全貌を見られないようにコソコソと袋つめするパパ。ようやく1日分のお菓子セットの完成です。

「はい。これ一日分のお菓子だからね。それ食べたらもうお菓子ないから。よく考えて食べてね。」と言い娘に渡します。

「わかった!」と嬉しそうに答える娘。さっそくえびのおせんべいを食べ始めます。

ちょちょ、娘よ。。。まだ朝ごはん前なんだけど・・・

「すぐ朝ごはんになるから、食べるの後にしたほうがいいんじゃない?」「それが今日のお菓子の全てだから、なくなったら追加はないからね。」「ちょっと食べすぎじゃない。」ついつい口を出してしまいます。

そんなパパの心配をよそに、「だいじょーぶ」と言い、えびのおせんべいを食べ続ける娘。親の心子知らずです。

ふとわれに返り、お菓子がなくなったとしても娘がその結末を体験できればいいんだ。と思い直し何もいわないことにします。すると、「おっとっとはお昼のおやつにするー」と食べるのをやめました。

お昼:このお菓子食べていい?

お昼ご飯を食べてしばらくすると、娘が聞いてきます。「おっとっと食べていい?」

「それはパパに聞かなくても、自分で考えて食べたらいいよ。1日分のお菓子をあげたのだから、食べ方は任せるよ。」といい娘に判断を任せます。

ちょっと考えた後、食べ始める娘。おっとっとを食べても昆布が少しあるので大丈夫と判断したようです。パクパク食べて満足気な娘。

ジップロックのチャックを閉めてと依頼してくるので、閉めてあげます。「これ、どこかにおいておいて」と言ってくるので、見えにくいところにおいてあげます。残りは、昆布のみです。

3時のおやつ:最後の昆布

3時のおやつになると、さっき預けた袋はどこかと聞いてきます。「台所においてあるよ」と、場所を教えてあげると早速見つけ出し、昆布を食べはじめます。ラスト昆布です。

「全部食べちゃったねー。今日の分はもうないからね。」と伝えると、「わかってる。」と返してきます。夕ご飯まで大丈夫なのか?と思いつつ、一日分のお菓子を完食です。

夕方:何か食べたくなっちゃったー

3時のおやつで底をついたお菓子たち。ついにそのときがやってきました。

「何か食べたくなっちゃたー。お菓子食べたい。」と訴えてきます。そんなときは、しっかりと自分の行動の結末を体験させてあげましょう。

「パパは一日分のお菓子は全てあげたよね?それを全部食べちゃったらもうお菓子はないよ。」と追加のお菓子はあげないことを伝えます。

「でも、食べたくなっちゃたー。」まけじと訴える娘。

「そっかー。全部食べちゃったから残念だったね。今度はゆっくり食べようね。」と断固として追加のお菓子はあげません。

「うん。」と引き下がる娘。きっと今度はもう少しうまく食べてくれるでしょう。

かわいそうなので、少しだけ夕ご飯を早く用意してあげました。

結末を体験させる。お菓子編1

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