文字に対する興味の行方は・・・ - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

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文字に対する興味の行方は・・・

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最近気になっていることがあります。

「保育園では文字を教えないので、家でも文字を教えないようにしてください」という園長の言葉と、文字に興味津々になってきた娘のギャップです。

文字に興味をもつ娘の目的は何でしょう?

さくら・さくらんぼ保育では文字指導は、子どもの発達を阻害するもの

4歳半になった娘が通う保育園は、さくら・さくらんぼ保育です。

さくら・さくらんぼ保育では、子どもらしく遊ぶことが重要視されています。

リズム遊びや散歩で体を動かし、積み木やKAPLAで想像力を高め、絵本の読み聞かせで知的好奇心を刺激します。

特にリズム遊びはさくら・さくらんぼ保育の象徴とも言うべきもので、生のピアノの演奏にあわせて様々な動きをします。

一方で、文字の読み書きなどの教育は一切行いません。幼少期の文字指導は子どもの発達を促すどころか、発達を阻害するとの立場にたっています。

家庭で文字指導や早期教育を受けた子どもと、さくら・さくらんぼ保育を受けた子どもの大きな違いは、絵に現れます。

どこか束縛されたような窮屈な絵と、しっかりした線で、頭に浮かぶイメージを細やかに表現できる絵。実際に絵をみると違いは一目瞭然です。

文字に興味津々な娘の目的は?

そんな保育園に通う娘ですが、最近は文字に興味津々です。チラシの文字を見ては「なんて読むの?」と聞いてきたり、「どうやって書くの?」とまで言ってきます。

「教えて」といわれると、つい嬉しくなって教えてみたりするのですがちょっと引っかかります。

アドラー心理学的に「その行動の目的は?」という観点で考えてみます。

仮説1:ともだちと歩調を合わせたい

保育園へ迎えにいったときに、ともだちと文字を読みっこしていることがありました。

部屋には一人ずつロッカー用意されています。一番上段のロッカーにはビニールテープが張られていて、マジックで名前が書かれています。名前はひらがなでかかれています。

そのときは、ひらがなで書かれた名前を、ともだちと一緒に読んで遊んでいました。いままで見たことがなかった光景なのでちょっとびっくりしました。

もしかしたら、保育園のともだちの間で文字を読むことが流行っていて、そこに乗り遅れたくないと思っているのかもしれません。

仮説2:家では体を動かせないので身近なものに興味をもった

家にいるときは、なかなか外に遊びにいくことができません。平日は保育園から帰ると夕方になっています。休日は外に遊びにいく機会は多いですが、娘の遊びに行きたいという気持ちに100%こたえているかといえば、疑問符がつく気がします。

体を動かして遊べなければ、身近なものに興味を持つのもわかる気がします。

仮説3:親の注目を集めたい

「文字の書き方教えて」と言われれば、親としては喜んで教えようとします。娘からすれば、親の注目を集めることができます。

よくよく考えてみると、積み木やパズルなど初めてできたときはすごい!と思って必要以上の注目を与えますが、当たり前にできるようになるにつれ反応が薄くなっている気がします。

実は文字には興味はなく、親の注目を集めたいということであればすごく申し訳ない気がします。。。

純粋に文字に興味を持てるように促していこう

どれが正解かはわかりませんが、純粋に文字を興味を持っているのであれば教えていけばいいかなと思っています。

もし、仮説2や3が目的であればあまり良い傾向ではないので、そうならないように注意しながらすごしたいなと思います。

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