親の心子知らず。共働きの朝は大忙し - アドラー心理学 イライラしない、すくすく子育て

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3歳イヤイヤ期の奮闘記

親の心子知らず。共働きの朝は大忙し

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1か月くらい前までは、自分の思いをなかなかうまく伝えられなかった我が子。ママやパパに解ってもらえずに、泣いたり、怒ったりを繰り返していました。最近は、自己表現がうまくできるようになってきました。まだまだ、泣いたり怒ったりすることはありますが、自分の言葉で、色々なことを説明してくれます。 

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今日はそんな成長を感じられる出来事の話です。

朝はやることがいっぱい

子どもがいる家庭の朝は、やることが盛りだくさんです。我が家が朝行っていることは、パパが把握しているものだけでも、たくさんあります。

・食事の用意
・お弁当の用意
・子どもを起こす
・食事をさせる
・着替えさせる
・保育園の用意
・自分の会社の用意
・ゴミ捨て

ゴミ捨て以外はママが行ってくれているので、パパが把握していないものが、まだまだ沢山あるかもしれません。(こうやって並べてみると、パパは何もしてないぞ ^^;)

共働きの場合は、会社の出勤という動かし難いタイムリミットもあります。多少の遅刻であれば多めに見てくれることもあると思いますが、毎週のように遅刻をしているとさすがに良くは思われません。

子育てをしている側からすると、子どもに起因して遅刻をしてしまうときがある、というのは理解できます。しかし、会社や上司から理解を得るのは難しいと感じます。時短勤務などができるような理解がある会社でも、直属の上司が理解を示さない場合が多いのではないでしょうか。

そのため「いかに、効率よくやることをこなして、会社へ行くか」ということを日々考えなければいけません。

親の気持ち子知らず

そんな親の気持ちを、子どもは当然知るわけもなく、様々なことをしてくれます。ママに来てほしい、もう少し一緒に寝て欲しい、もっと寝たい、おなか減った、トイレ行きたい、テレビ見たい、朝はパパはイヤ、なぜか不機嫌 等数え上げればきりがありません。

親からすると、「なんでもいいから、とりあえずいうことを聞いて!」と思ってしまうことも多々あります・・・

トイレで怒る娘

朝のできごとです。ママを連れてトイレに行った娘が、何かについて怒っています。何故怒っているか、ママが質問してもなかなか伝わらないようです。そんな時に親がイライラして怒ってしまうと収拾がつかなくなります。

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それを知っているので、さらっと気持ちを切り替えるママ。ドアを閉めて、ご飯の用意に戻ります。それを見て、床に座り込ん、すねて泣きだす娘。事態を収拾しなければと張り切るパパ。パパの腕の見せ所です。

ドアをドンドン叩きながら怒る娘の前へ行ってみます。クルッと回転して背を向ける娘。「どうしたの?」と聞くも反応無しです。 「何かイヤだったの?」「パパに教えて」など色々と話を聞く姿勢をとります。すると、ぼそりと「ママがいい」と娘。グハッ、とダメージを受ける私。

ここで諦めてはいけません。反応があるということは、こちらの話を聞いているということです。「ママが良かったよね」「でもママと話す前にパパとお話したほうがいいんじゃない?」「あと5分でパパ会社いかないとだから、落ち着いたら呼んでね」などと話かけます。

やり取りをしているうちに、残念ながらタイムオーバーの時を迎えてしまいました。昔であれば、遅刻覚悟でなんとかする、という判断をしていました。

今は迷ったときは、「この体験によって相手は何を学ぶか?」ということを考えます。娘には、あと5分で会社に行くことは伝えています。にもかかわらず、会社に行かずに、事態を収拾させようと留まった場合は、「感情で相手をコントロールできる」ということを学んでしまいます。 ここはママには迷惑をかけるかもしれませんが、サクッと会社に行くべきと判断しました。

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会社へ出社後の様子

家を出た後、事態を収拾できずに家を出てしまったことと、後はよろしく、ということをママへ伝えます。

ママからの返事は次のような内容でした。

あの後すぐに気持ちを切り替えて、トコトコ歩いてきたよ。第一声は、「パパにイヤイヤ言ってゴメン。そして、ドアをドンドン叩いてゴメン。そして、目やにをトイレットペーパーで拭くのが嫌だった」だったよー。イヤイヤ言ったのは、ママじゃなくて、パパに言ってね。て伝えておいたから。

“そして”という単語を多用して、自分が言いたいことを全部言うことができたようです。

まとめ

良く考えれば、娘はこんな心情だったかもしれません。

娘:私とママの間の問題なんだから、パパは来ないで!
パ:●×△○■□
娘:んー、しつこいな・・・

~パパ会社へ~

娘:よしっ!これでママとお話できる♪

相手の課題に立ち入っていたのかもしれませんが、お互いが落ち着くきっかけを作れたと思って良しとします。

自分の色々な気持ちをちゃんと伝えることができる娘に、驚きを覚えるとともに、誇らしくもありました。

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